やらなきゃいけないことがあるのに、でもどうしても前へ進むことができない。
そんな数ヶ月を過ごしていた。
ここ数年のわたしのカラダを知る整体の先輩からこんなひと言。
すごくカラダは良くなっているけれど、まだまだ頑張りすぎている。
いっそのこと、澄穏というサロンをやめるくらいに思ってみたらどう?って。
えつ⁈どうして?
自分が心からこれがしたいと思って選んだ道を断つなんて。
やり甲斐があって、楽しくて、出逢いたい人と出逢って…
ん?のはず?だったのに?
ずっと意欲たっぷりで思いのままに過ごせていたのに、なぜかこの数ヶ月は気持ちが沈んでカラダも重い。
まるで思春期の頃のように、気持ちがドーンと落ち込んだり、機嫌が悪かったりため息ばかり。
カラダもあちこちに不快を感じるし。
周りの人のイヤな部分も、楽しそうにしている様子もニュートラルにみることができない。
ひょっとしたら、あの抜け出せない鬱の世界へまた戻ってしまうのではという不安も…
冬だから?寒いから?
いくらカラダのケアをして温めても、温かい飲み物を飲んでも体内も心も冷たく寂しく感じて。
頭はカチカチで髪がいつもよりも多く(円形が何ヶ所も)抜けたり、肩や腰が怠い。
動悸がしたり、息苦しい。
自律神経のバランスがおかしい?
そして、近視用コンタクトをしていると近くがぼやける。
裸眼でいると近くは見えるけど遠くがぼやける。
ひょっとして?と思って眼科に行ってみた。
検査の結果、老眼…
ショック…
とうとう、わたしも更年期⁈
だからあれこれおかしかったの?
そいうえば、あれもこれも億劫で生きていることが嫌になるくないの…
これって更年期鬱⁈
母はいつも過労な人で、更年期は子宮筋腫の手術や精神不安定で苦しんでいた。
それはいつ頃か尋ねたら40才くらいこのと、ならばわたしは今47才だから更年期になってもおかしくない年齢。
納得…(-。-;……
老化を受け入れることにした。
それからというもの、会う年上の女性たちに、「わたし、更年期みたい…」と話してみた。
そしたら、目が…、髪が…、気持ちが…、ホットフラッシュが…、お医者さんでホルモン剤を…、とそれぞれの悩みを話してくれた、
ふむふむ…
遠近両用コンタクトレンズはなかなかハッキリとは見えないものなのね。
暗いところはほんとに見えにくいよね。
わー、急に真冬でも暑くなったりするのね。
えー、子宮の病気をすると婦人科でホルモン剤なんてことにもなるのね。
などなど、もうそんなお年頃なわたしの未知の世界のお話を聞くことができた。
そんな話をあちこちでしていたら、もっと気持ちが落ち込んできてしまって益々やる気がなくなる。
好奇心、心が動かないと私のやる気スイッチが入らないのだ。
カラダとココロを整えたいと願う女性のサポートをするセラピストという立場だからこそ、わたし自身いつも満たされていたい。
でなきゃ、心から喜んでもらえる結果は出せないし、自分自身もすり減っていってしまう。
そうあるべきだから、やらなきゃいけないことを、無理に進めることも出来るけれど、すごく疲れる。
いつもそのことが頭の片隅にあって、憂鬱になる。
ストレスのない環境に居ながらストレスを自分の中に作っていたのでした。
いちばんホルモンの変化が顕著にでる、生理はいつもと変わらない。
さらに、コンタクト処方のために別の眼科で診てもらった結果は、ごくごく軽度の老眼だから遠近両用ではなく近視用を調整することに(ほっ♫)
だから、やらなきゃいけないことを一旦手放すことにした。
そう決めたら、今までが嘘のようにカラダもココロも軽くなった。
目覚めの良い朝を迎えて、朝日がきれいに空気が、ごはんが美味しく感じる。
良い発想が湧いてきて、うれしいことも起きて、お肌も髪も調子が良いからご機嫌な笑顔に戻れた♫
そっかーー♫
わざわざ自分で自分を苦しめていたのねー!
つい頑張りクセがでてしまう。
でも、心をムリにがんばることはもうしない。
そうしたら、カラダはずっと軽やかに巡る。
自分がどれだけ頑張れるのかは、もう充分知ることができた、もしかしたら心に無理をすることが出来なくなってきたのかもしれない。
もっと自分に優しくなろう。
例え上手くいかないことがあっても、そのプロセスの中で学んでいるし、経験はつみかさなって私を支えてくれているから。
やらなきゃいけないことを握りしめている必要もないし、少しずつ老化していることは間違いないけれど、そんなに深刻な症状はない。
そうよ!いつ間にかはまり込んでしまいそうになっていたことに気づいてよかった♫
それから、老化現象という症状の研究もデキたもの♫
決められたことをしなければいけないというのは私の性格には合ってない。
それから、この5年起業して以来、なぜか不思議なくらいに仕事が少なく、身体の回復や次のステップのために贅沢な時間を過ごすことができたのでした。
好きなところへ枝葉を伸ばす木々のように、心地よいことを興味を持ったことを自由に探索する。
いつもそうなの。
そんな人でいよう♡
こうして、わたしの更年期騒動はゆるやかに歳を重ねて、もう頑張りすぎは止めることにしたのでした。
もしかしたら、自然界も世界も変革しているからそんなことも影響しているかもしれない。
そして、人の思考や現象など分け目がハッキリとしてきたからこそ、周りに振り回されずに自分は何を大切にして生きたいのか軸を持っていよう。
居心地の良い私で居るために、日々アップデートをすることの大切さに気づけたのでした。
(抜けてしまった毛はほぼ、新しく元気な毛に生え変わりましたー!)